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【資格】これから工事担任者「AI・DD総合種」合格を目指す方へ勉強方法

 目次

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取得しようと思った理由

工事担任者は主にネットワーク通信機器の工事や、電話工事に関わる資格です。

 

NTTの工事をされている方なんかは馴染みのある資格かと思います。

 

私も仕事上で関わっている内容の資格でもありました。

 

他拠点の会社の人が持っているので、特に持っていなくても仕事が出来ないというわけでもありませんでしたが、自分自身のスキルアップに繋がることや、この資格を持っていると資格手当で、なかなかの金額が頂けることから、入社して以来いずれは取得したいと考えていました。

 

また、この資格はAIとDDという科目で各3種から1種と種類がわかれており、1種が一番上位で、AIとDDの1種を網羅しているのが総合種となっています。

 

工事担任者を取得するなら、最終的に総合種となります。

 

はじめはDD1種を取得しようとしておりましたが、ネットで情報収集していると3種以外はそんなに難易度は変わらないのと、1種だと、その分野が深くなるので問題の内容がより突っ込んだ内容になり、結果、勉強時間的に言えば総合種を勉強して行くのと変わらないことに気付いて総合種に的を絞ることにしました。

 

同じ職場でDD3種を持っている先輩がいますが、なんとなくこの人には負けていたく無いともずっと考えていました。

 

はっきり言うと、資格手当が欲しいことが6割、先輩に負けていたくないのが4割くらいですね。

 

本当に単純な理由からです。

 

私のスペック

 

この資格を取得する前に、二種電気工事の資格を取得しておりました。

 

私は、どちらかというと文系です。

 

理数系は得意な方では無いですが、かと言ってそれほど不得意でもないような気がします。

 

やって理解出来れば解けるけど、応用になるとつまずいてしまうような感じですかね。

 

高校までは普通科で、理科は、物理専攻でもなく、物理<科学<生物という感じです。

 

二種電気工事の資格試験では、計算問題を無視して合格したので、電気数学は本当にちんぷんかんぷんで、オームの法則を聞いたことがある、そういえば昔計算したっけ?なような感じでした。

 

今回の勉強で少しは電気計算の基礎は身につけることが出来たんじゃないかな〜と思います。

 

ちなみに私の父親は、私と違って電気系の大学を出ており、様々な資格をお持ちのようでした。

 

なのでなんとなく、親父が出来るのだから自分も出来るっしょ的な感覚を何の根拠も無く持っておりますwww

 

合格までの道のりと合格して思うこと 

 

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ネットで勉強のやり方を調べたり、いろいろ調べまくりましたが、本当に詳しく書かれている方が少なかったので、体験記として参考になればと思い記事としてみました。

 

この資格は年に二回、5月と11月に行われております。

 

私は、今回の平成30年度の第一回目の試験で合格することが出来ました。

 

一発合格と言いたいところですが、全然そんなことはありません。

 

平成28年度にも一度受験しており、その時は、とにかく受けて、試験の雰囲気なんかを掴んでおこうくらいの感覚で、全然勉強せずに受験し、当前ながら不合格でした。

 

それから、必死で勉強していません。

 

ずっと、とりたいな〜とは思ってましたので、過去問は試験が始まる度に購入しておりました。

 

その結果、参考書だけが増えておりましたwww。いざ過去問や問題集を開くと、心が折れまくりました。

 

一日やって、それっきりとか、たまに思い出してやってみるけど続かない、三日坊主的な日々が続いておりました。

 

この資格、基礎と技術と法規の3科目あり、そのいずれの科目でも60点以上で合格となります。各科目での合格もあって、科目合格と言われ、次回以降3年間は免除出来る制度があります。

 

私も含め、おそらく文系の方や、電気数学に慣れていない方は、参考書の最初の数ページの基礎の勉強で心折られます(何度折られたことか)。

 

実際、理解して解けるようになれば、確実な得点を得られるようになるのも基礎です。

 

とは言いつつも、私は本当に何度も勉強を投げ出しました。

 

そんな投げ出しまくった勉強をやるようになるきっかけですが、私の場合は、年末に肘の骨折をしてしまい、入院して手術、通院したりと、時間が以前よりずっと使えるようになったこと、家族に迷惑をかけてしまったことが大きいかなと思います。

 

仕事も外回りから内勤をやらざる負えなくなり、帰宅時間もわりと早くなったお陰で心持ち余裕が出来ていました。

 

入院・手術の保険には入っていたものの、入院や通院でお金がかかり、妻からお小遣い減らす的な話が出たことも大きかなと思います(早い段階で仕事にも復帰出来、なんとかそれはまぬがれましたが)。

 

骨折は災難でしたが、そこからちょっと身につけたいなという思いから、後回しにしていた資格の勉強を少しずつでもやっていこうと思い立ち、ほんとに少しずつ始めて行きました。

 

基礎から勉強を始めましたが、勉強を始めた頃は、さっぱりわからずでしたが、なんとか基礎から勉強して、技術を勉強して、法規を勉強するところまで来て、合格出来るかもしれないというところまでの感覚を得ることが出来ました。

 

数年前に購入した参考書も電気計算での学習に役に立ちましたが、実は本番の計算では全然解けずとても悔しい思いをしました。

 

過去問を3〜5年分くらい網羅しておけば対応出来た問題でした。

 

本当に似た、もしくは同じ問題が出るので一度もその計算を体験していないと、私のように電気の計算に慣れていない方は解けないです。

 

今思えば、初めの方の電気の計算系は落としても合格点は取れるんじゃないかと思いますし、そこに勉強の時間を費やすなら、論理回路や、伝送理論を仕上げると確実な得点源にすることが出来ると言えます。

 

私がそうでしたが、論理回路はド・モルガンの法則さえ理解してしまえば、かなり理解が楽になると言えます。

 

もう一度言いますが、ド・モルガンの法則さえ理解してしまえば、論理回路はかなり楽になります。

 

伝送理論も、対数という聞き慣れないものが出てきますが、計算は見た目以上に簡単ですから、問題文から式が導き出せるように練習を積めば確実に解くことが可能となります。

 

技術は配点が低いので過去問ひたすら解きまくれば、出題されているポイントが結構見えてきて、いつのまにか合格点はとれるようになるんじゃないかと思います。

 

法規も出題されやすいポイントがわかるようになるまで、過去問をひたすら繰り返して解いていけば合格点までいけるんじゃないかと思います。

 

私が自己採点で叩き出した点数は、ホント合格すれすれでしたが。

 

私は、だいたい三ヶ月間くらい勉強しました。

 

一ヶ月目で基礎、二ヶ月目で技術、三ヶ月目で法規という恐らく、オーソドックスな計画なんじゃないかなと思います。

 

初めの頃は科目合格狙いで、試験時間の関係もあり、基礎だけ落としてしまうと、40分しか時間が無いので苦しくなることが予想出来たので、基礎と技術が取れればよいかな、最悪基礎だけでもクリア出来ればよいかなという感じて勉強を進めておりました。

 

なので最初のうち基礎ばっかりやりすぎて、最終的に法規が少しおろそかな状態でした。

 

結果的には、3科目とも合格点に達していて、とりあえず3科目共勉強しておいてよかったなと思いました。もし、基礎と技術だけにとらわれていたら、確実に法規は落としていたことと思います。

 

勉強に使用した参考書等について 

使用する参考書は、リックテレコムの実践問題集一択でもよいと思います。お恥ずかしい話ですが、私は結果的に三年くらい心折られていたので、今回受けるまでのこれを数年分購入して、過去問と照らして使用していました。この参考書は、見開きで問題と解説が読めるので学習する上で効率がよいです。資格試験三ヶ月前までに新しいものが出版されるので、その一冊を購入すればよいかと思います。前回の過去問の他に、実践問題としての問題が掲載されており、一冊やれば2〜3年分の学習効果が得られると思います。

 

・筆者の書き方が読みやすく親切に書かれており、わかりやすいです。

・全てカラーで書かれとっつき安く、わかりやすく書かれています。

基礎を勉強していく際に、数学の知識や、慣れない電気計算の知識が必要な部分もあるので、その参考書も手元にあると、なんでこういう計算になっているのかを理解するのに役立ちますが、無くてもよいです。私はこの三冊を購入しました。上の電気回路の本はどちらでもよいと思います。私もよくわかっていないのですが、電気回路と電子回路は似て非なるものです。まるまる読み切るような使い方をしてしまうと時間がいくらあっても足りません。そういった使い方はせず、リックテレコムの計算の解説だけでは理解するには、かなりきついものがあるので、さらに理解したい時に、この計算はなんなの?ってなった時に、辞書的に調べて、こうなってこうなっているんだよ的なことを理解出来ると思います。

 

 

・同じリックテレコムから出ている参考書です。初めの頃合わせて購入しましたが、ほとんど使いませんでした。過去問を中心とした私の勉強には必要なかったかなと思います。

 

・資格の勉強についてのアドバイス的な本も購入してたまに読んでいました。独学だと勉強方法が一番悩ましいですよね。私が購入したのはこれですが、自分に合いそうな内容のものを一冊くらい購入して読んで見るのも良いと思います。

 

リックテレコムの実践問題集以外無くてもよいよ、というのはかなり特殊なケースかと思いますが、同じ会社でたまたま同じタイミングで受けた先輩は、一週間の休暇を利用し勉強して合格しており、その方の話を聞いたところ、理解せず、暗記に近い状態で答えを導き出していたようです。先輩はこれ一冊で勉強しておりました。

 

先輩は、理解していないけど、選べば当たるような状態だったみたいです。実際の基礎の試験問題は、10分程度で解き終わったと言っていました。

 

ちなみにこの先輩の方が自己採点結果も私より良かったですwww。 

 

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また、私は初めの頃は、DD一種を取ろうとしていたのでこの他にもDD一種の参考書が数冊あります。不必要な参考書たくさん買いました。この資格でこんなに用意した人もあまりいらっしゃらないことでしょうwww。

 

私の勉強方法について

自己採点結果

基礎65点 技術68点 法規60点

法規は一問でも間違えorマークミスしていたら落としていました。

全て60点台という内容でしたので、人に自慢できることはありません。ぎりぎり合格点まで達することが出来た結果です。しかしながら、合格は合格です。

 

いかに合格点に達することかを考えて勉強するかが大切かと思います。60点さえ取ってしまえば合格です、60点を意識して勉強をしていくことが何より大切かと思います。

 

逆に言えば4割捨てたとしても合格出来ます。

勉強時間

勉強時間については人によってかなり違うので、これぐらいやったら合格出来るというものはないので、私が、3科目の勉強を網羅するのにどのくらいかけた・かかったかというと、だいたい三ヶ月です。

 

仕事しながら勉強しましたので、週に1から2回勉強しないこともざらでしたし、理解が進む前の初めの頃は、30分とか、数ページやったら今日は終わりとか、かなりサボリ気味スタートでした。また、一問に思い悩み、一時間半とか葛藤したりも基礎の勉強ではしょっちゅうしていました。

 

一ヶ月目は基礎を勉強し、二ヶ月目で技術、三ヶ月目で法規、最後の一週間で試験形式で問題を解き、足りていない分野の問題演習というような感じで勉強して行きました。

 

私の場合、総勉強時間は60時間前後だと思います。

勉強方法

各科目の合格点、60点を意識して進めるとよいと思います。

 

たまに、過去問で試験形式に解いて採点してみて、今自分が何点取れるかを客観的にとらえることが重要です。

 

足りていなければ、少し覚えれば点数取れるところや、うっかり間違えたところをきちんと理解するといった、労力の出来るだけかからない選択をしていくのがよいと思います。

 

最初、基礎からスタートすると心が折られるので、技術からスタートしてもよいかもしれません。一週間で合格した先輩は、技術→法規→基礎でやっていったそうです。基礎に勉強移った際、絶対落ちると思ったそうです。

 

基礎の勉強の計算問題についてですが、はじめ、ちんぷんかんぷん過ぎて何から手を付けてよいのか本当にわかりませんでした。

 

なので、リックテレコムの問題集の解説を読みながら、とにかく計算式をノートに書いて、計算式がこれで、計算方法はこれね!そして計算結果がこれね!のように理解?暗記していきました。公式に当てはめるというより、問題から式を導き出せるようにしていったと言えます。今回の勉強でキャンパスノートを、だいたい三冊使いました。

 

私は一度計算したものを思い返すようなノートの使い方は全くしませんので、ノートは計算を書きじゃくる紙で、割と大きめの字でボールペンで書いて、間違ったら線で引っ張ったり、白いところが少なくなれば次のページに行く、みたいな広告の裏的に使っていました。

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今回の試験結果を踏まえ、今基礎の勉強を始めるとしたら、私は論理回路をやって、伝送理論を学び、電気系に行きますね。

 

論理回路についてですが、はじめ何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。私が少しずつ理解が進むようになってきたのは、ド・モルガンの法則を理解したあたりからです。この法則を使えば論理回路のプール台数の計算等いろんな箇所で利用して考えられるようになりました。

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手書きで申し訳ありませんが、この変形を覚えて使えるようになるとかなり楽になります。

 

やはり理解して行く中で覚えなければいけないことは多いですが、この法則を早めに理解しておけば、いろいろ対応出来ます。 

 

次に伝送理論ですが、対数の計算方法が理解出来て、問題から式が導くことが出来れば驚くほど簡単に解けるようになります。

 

logという聞き慣れない文字が出てきて始め???になるかと思いますが、logとは10の何乗か?ということなので「log10・10=1」がまず理解の最初になるかと思います。それが理解出来て、解説文の式をノートに書きながら読んで行くと少しづつ理解が進むと思います。

 

電気計算の理解が進むと、オームの法則が結構何にでも使えることに気付いてきました。若干その辺りの理解が進むと勉強にやった感が生まれてきます。

 

ちなみに私は、ある程度解けるようになっていたものの、本番での電気計算の問題は一問も解くことが出来ませんでした。

 

内容の理解が進んで来ると問題を淡々とこなすことが出来るようになってきます。

 

基礎は計算以外にも知識があれば解ける問題も多いので、論理回路+伝送理論+解けそうな問題で60点程度が取れるようになります。

 

私は、基礎がある程度解けるようになってからは、技術や、法規の勉強の合間に思い返しの為に数問解いたりしていきました。

 

技術や法規は、一部計算っぽいのもありますが、ほとんどが知識問題なので、リックの実践問題で解説を読みながら解いて理解して行けば合格点に達すると思います。始めの頃は内容自体ちんぷんかんぷんだと思うので、学習のポイントは解説を読んでから、答えを見ることを一通り通して行い、徐々に問題を解いてから、ポイントポイントを覚えていった方が効率よく学習出来るかと思います。

 

基礎さえなんとか解けるようになれば、技術と基礎はたくさん問題を解いて、理解を深めれば合格点を取ることが出来るようになると思います。

 

私は最終的に3年分の過去問を試験形式で解いた際、70〜90点ぐらい取れるような状態で本番に挑みました。

 

この記事が、総合種合格を目指している方にとって少しでもお役に立てれば幸いです。